AGA治療を受けられる方の中で、たまに「今こうして治療を受けているのだから、生活習慣はもう見直さなくてもよいですよね?」と仰る方がたまにいますが、たとえクリニックでAGA治療を受けているとしても、生活習慣には気を付けるべきかと思います。
というのも、おそらく体感として感じられる「AGA治療の効果のインパクト」が強すぎることからくる認識なのでしょう。確かに、例えば、、「喫煙による男性型脱毛症への影響」はないとされています。こうした個別の「これをやっても無駄」という情報が、「生活習慣なんて関係ない」「所詮民間療法は眉唾ものだ」という認識を広めていくのでしょう。
しかし、薄毛全般に言えることですが、「これをやったから髪が生えてくる」というものではなく、暴飲暴食、ストレスの多い生活、過度な喫煙や飲酒など、様々な生活習慣がトータル的に組み合わさって髪にマイナスの影響を与えることは事実です。極端な話、「AGAは男性ホルモンの問題だから、プロペシアさえ飲んでいれば・・・」と言わんばかりに、毎日脂っこい食事を摂ったり、肥満を放置したり、ヘビースモーカーを続けたりしていては、せっかくのAGA治療効果も半減する可能性が大きくあります。人間の身体は複雑で、直接的原因がなくても、複数の要因が組み合わさったときに何らかの症状が現れることは珍しくありません。
もし、現在AGA治療を受けている方で、「生活習慣は無視していい」と考える方がいれば、髪だけの問題ではなく「総合的な健康」を意識してみてほしいものです。